その他
ストレスチェック制度創設
精神的負荷の程度を把握する制度 精神疾患による労災が増加している事を受けて、厚労省はストレスチェック制度の導入を義務づける法律を平成26年6月19日に成立させました。施行は27年12月を予定しています。 ストレスチェックとは労働者にアンケートによる検査を行いその結果でどの程度の心理的負荷があるかを把握するものです。 制度の概要 この制度は労働者数50名以上の事業場が対象とされ、50人未満の事業場は当分の間、努力義務とされています。50人以上と言えば産業医の選任が義務づけられている事業所規模になりますね。...
減給処分はどこまでできるか
問題社員を減給したい 従業員が会社で不祥事を起こし、その人に減給の制裁を課す場合、どの程度の範囲で減給額を決めるのでしょうか。労働基準法第91条は「就業規則で、減給の制裁を定める場合においては、その減給は、1日の額が平均賃金の1日分の半額を超え、総額が1賃金支払期における賃金総額の10分の1を超えてはならない」と規定しています。「1回の額が平均賃金の1日分の半額を超えてはならない」とは1回の精算事案に対する減給額は平均賃金の1日分の半額以内でなければならないと言う意味です。...
月給制と日給月給制
賃金支払いの形態 賃金で良く聞く言葉に「月給制」と「日給月給制」があります。両者の違いは明確な定義がある訳ではありませんが、一般的には次のような違いがあるとされています。「完全月給制」は月額で決まっている賃金で休んでも遅刻しても、賃金の減額はしません。 「日給月給制」月額で決まっている賃金ですが休んだ時は、賃金を月平均の所定労働時間数で割って出した時間給や日給をカットします。 「日給制」1日当たりいくらと決まっている賃金で「日当」と言う事もあります。 「時給制」時間当たりで決めている賃金です。パートタイマー等に多い形態です。...
目標達成基準のレベル
目標設定の際、管理者と担当者は適切なレベルの達成水準をどのように設定するか、という課題に遭遇します。 達成度評価が、賃金や昇格に結び付くのですから、一般に担当者の立場では安全、確実に達成できるレベルに設定したい、と考えるのは当然の心理です。 したがって、達成水準の設定を担当者の自主性に委ねるのは、会社の経営目標、部署目標と相反する結果になりかねず、適切ではありません。 目標達成基準のレベル設定要件...
人材育成は実戦で
管理者の使命は、所管部署の業績向上と人材育成にありますが、ともすると目標管理制度の運用が成果重視に行き過ぎた結果、人材育成が不十分になった、との反省が多くの企業でなされています。 人材育成の本質な目的 企業にとって“人材のあるべき姿”は、次の2つの面を兼ね備えていることであり、人材育成の本質的な目的といえましょう。 [人材のあるべき姿] 1.仕事の遂行能力が高い人材 ・仕事の基礎的な技能、専門知識・技術の活用能力が高い。 ・仕事の段取り、実行能力が高く、 完遂できる力量を持っている。...
個人情報漏えい防止には
気をつけたい情報漏えい...
教育訓練給付金の給付拡大
介護職等の資格取得も使える 雇用保険の教育訓練給付は労働者や離職者が自ら費用を負担して、厚生労働大臣が指定する教育訓練講座を受講終了した場合、その費用の一部を支給するものです。 平成26年10月からの給付内容が拡大され、中長期的なキャリアアップ支援の為、厚労省が専門的・実践的な教育訓練として指定した講座(医療福祉、技術系等)を受講した場合に給付金の割合が上がります。 給付金の引き上がる講座とは...
定性目標の達成基準
定性的な目標を設定する際、達成基準が数量化しにくいため成果の評価が難しいという問題が生じます。 達成基準明確化の方法 数値化が難しい達成基準を明確化するには、「目標項目」(または課題)について、次の2つの視点で検討するのが一般的です。 ・実現したい“あるべき姿”を固有名詞と数詞を中心に具体的に表現する。 ・達成したと判定できるためには、何がど のレベルに達している必要があるか、達成度が判定できるように表現する。 これを事例で説明しますと次の通りです。 目標項目 達成基準(例) 例① 新人の能力開発...
荷風・幸橋税務署・税制
永井荷風と有名税 永井荷風の著書『断腸亭日乗』に、通知された所得税が前年の倍近いものだったので、幸橋税務署に抗議に行ったら、申し出の趣旨は尤もなれど、「世に有名の文士なれば、実際の収入よりも多額の認定をなすは是非なき次第なり。有名税とも言ふべきものなれば本年は我慢されたし」と言われ、「刀筆の小吏(しょうり)を相手にして議論するも益なき事」と思ってそれ以上の問答はしなかった、と書かれています。 刀筆の小吏(しょうり) 馴染みが薄い「刀筆の小吏」という言葉は、...
管理者の使命
管理者の使命は「所管部署の業績向上・人材育成」の2点に尽きますが、その使命を果たすマネジメントの方法を目標管理制度運用上の役割として整理すると具体的になり、分かりやすくなります。 所管組織の業績向上に関する役割 業績向上の使命をブレークダウンした管理者の重要な役割は次の通りです。 役割 内容 連結ピ ン 上位組織の目標設定に参画し、その目標を自部署目標に連結 職場改革 自部署のメンバーが高い目標にチャレンジし続ける組織体質づくり 目標設定 自部署の目標とそれに連鎖する共同目標、メンバーの目標設定 組織化...
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