土日も営業(平塚)

ワクチン接種業務での収入は 「130万円の壁」の例外扱い

103万円の壁・130万円の壁  パートやアルバイトをしている人が年末近くになると年間収入を一定の金額内に抑えるために就業調整することがあります。   所得税法では、基礎控除48万円+給与所得控除55万円の合計103万円を超えると家族内の主たる所得者の所得控除に影響が出始めるため、年間給与をこの金額内に抑えようとします。また、年収が130万円を超えると社会保険の扶養対象から外れてしまうので、この金額内に抑えようとする動機付けも働きます。「103万円の壁・130万円の壁」と呼ばれています。 ワクチン接種業務の従事者確保の窮余策...

継続支配要件緩和と 中小M&Aへの貢献

清算整理や会社売却 子会社の事業の整理・統合を行う上で、継続を図る事業のみを会社分割により移転し、分割法人に残った事業と資産負債を解散・清算で処分をしたり、あるいは、残った分割法人をM&Aの対象にして経営を第三者に委ねる、というプラン要求は、少なくありません。こういう取り組みを促進する最近の税制改正があります。分割型分割が適格分割となるための要件の変更です。平成29年の税制改正です。 スピンオフ税制導入の影響...

源泉所得税のクレジット カード納付のススメ

1日でも遅れると10%の不納付加算税  給与などから源泉徴収した所得税等は、原則として、支払った月の翌月10日までに国に納めなければなりません。  源泉所得税の納付を一日でも遅れると、原則10%(税務署指摘前の自主的納付は5%)の不納付加算税という罰金が科されます。年率10%の延滞利息でなく、一日でも納付すべき税金の10%が課されるのです。 “国に代わって給与支払者が従業員の給与から天引きして納付しているのに罰金とはけしからん”という気持ちはわかりますが、税法で規定されているので従わなければなりません。...

DXを見据える 令和2年分確定申告状況

今年もコロナ禍で集計期間が4月末に  国税庁は毎年、所得税等・消費税・贈与税の確定申告状況を報道発表しています。今年も去年と同様に、従来の3月末の時点でのカウントではなく、新型コロナウイルス感染症の影響により申告期限が伸びたのを反映し、4月末までが対象になっています。  所得税等の申告人員は前年比+2.1%の2,249万人、また申告納税額は3兆1,653億円で、前年比で▲1.6%とのことです。 e-TaxやICTの利用が活発...