ヨーロッパのスイス、ドイツ、オランダ、イタリア等には「犬税」というものがあって、犬にも税金が課せられているそうです。そもそも「犬税」は、1810年にドイツの前身であるプロイセンが贅沢税として課したのが始まりだそうです。
たとえばニワトリや牛などは食用として有用だから持つことは贅沢ではないけれども、犬はそうではないので贅沢なこととみなされ、税を徴収するようになったみたいです。
日本での「犬税」の始まりは1687年、徳川綱吉将軍の時代に「生類哀れみの令」が出され、広大な敷地に犬小屋を建てて、野良犬を収容しました。その費用を賄うため、江戸の町人などから徴収したのが日本での「犬税」の始まりでした。
昭和57年まで「犬税」が課されていました。最後の「犬税」は一頭当たり年額300円でした。今年のオリンピック開催国の中国では、犬をペットとして飼う人が急増しているため、同国当局は、フンの始末や狂犬病予防に「犬税」の導入を検討中だそうです。
日本もペットブームで犬を買う方が増えていますし、飼い主のマナーも問われていますので「犬税」の復活もあるかもしれませんね(笑)。
担当 丸山 晴弘