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住民税と所得税の違い

2007年12月3日 | 所得税

住民税と所得税とでは、同じ収入(所得)でも算出される税金の額が異なります。それはなぜでしょうか?

理由:(1)同じ内容でも控除の額が異なります。

p856-20071203
(例:扶養 上図参照-クリックで拡大します)

理由:(2)税率が異なります。

所  得  税 個 人 住 民 税
課 税 所 得 税 率 課 税 所 得 課税所得
195万円 5% 一 律

※減額措置
全世帯において人的控除の差を考慮した減額措置を実施

10%
195万円 330万円 10%
330万円 695万円 20%
695万円 900万円 23%
900万円 1,800万円 33%
1,800万円 40%

主だったところをご紹介しましたがいかがでしょう?
皆さん、扶養の範囲は確かに年間103万円です。しかし、この場合必ずしも税金が0円というわけではありません。

例:1月1日~12月31日 パートによる給与収入103万円(実際の支給されたもの)
国税:
103万円-65万円=38万円
38万円-基礎控除38万円=0円 ∴税額0円
住民税:
103万円-65万円=38万円
38万円-33万円=5万円
5万円×10%=5千円 税額5千円

上記からもわかるように103万円までの収入ですと、確かに国税は税金0円です。
しかし、住民税は5千円納める必要が出てきます。
(注意:上記の場合、扶養・基礎控除以外は考慮していません。)
住民税も税額0円にするのであれば年間の収入は98万円までとなります。
ご注意を!

担当 日野

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