住民税と所得税とでは、同じ収入(所得)でも算出される税金の額が異なります。それはなぜでしょうか?
理由:(1)同じ内容でも控除の額が異なります。
(例:扶養 上図参照-クリックで拡大します)
理由:(2)税率が異なります。
所 得 税 | 個 人 住 民 税 | ||||
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課 税 所 得 | 税 率 | 課 税 所 得 | 課税所得 | ||
~ | 195万円 | 5% | 一 律
※減額措置 |
10% | |
195万円 | ~ | 330万円 | 10% | ||
330万円 | ~ | 695万円 | 20% | ||
695万円 | ~ | 900万円 | 23% | ||
900万円 | ~ | 1,800万円 | 33% | ||
1,800万円 | ~ | 40% |
主だったところをご紹介しましたがいかがでしょう?
皆さん、扶養の範囲は確かに年間103万円です。しかし、この場合必ずしも税金が0円というわけではありません。
例:1月1日~12月31日 パートによる給与収入103万円(実際の支給されたもの)
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103万円-65万円=38万円 | |
38万円-基礎控除38万円=0円 | ∴税額0円 | |
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103万円-65万円=38万円 | |
38万円-33万円=5万円 | ||
5万円×10%=5千円 | 税額5千円 |
上記からもわかるように103万円までの収入ですと、確かに国税は税金0円です。
しかし、住民税は5千円納める必要が出てきます。
(注意:上記の場合、扶養・基礎控除以外は考慮していません。)
住民税も税額0円にするのであれば年間の収入は98万円までとなります。
ご注意を!
担当 日野