エコ減税-ハイブリッド乗用車は,エコじゃないの?
地球温暖化や原油高騰を背景に,省エネを武器にしている製品が,たくさん開発,販売されております。
これに対応して,税法上「エネルギー需給構造改革投資促進税制」(エネ革税制)というのがあります。
このエネ革税制の対象となる設備というのが,財務大臣や経済産業大臣の指定になっていて,実にわかりにくいものになっております。
しかし,「証明制度」というのがあり,メ-カ-が「エネルギー需給構造改革推進設備仕様等証明書」をユ-ザ-へ発行しますので,これがひとつの目安にもなります。
エコといえば,まずハイブリッド車(名前を出すならは,プリウスでしょうか)が思い浮かびますが,平成20年度の改正により,平成20年4月1日以後に取得するハイブリッド乗用車が,「エネルギー回生型ハイブリッド自動車」の規定から除外され,ハイブリッドバス,ハイブリッドトラックのみの適用とされました。
今後の改正にもご注意ください。
- 沿革
- このエネ革税制は,平成4年度に導入され,対象となる設備の見直しが頻繁に図られながら,平成20年度の税制改正においても,適用期間が2年延長されました。新制度では,青色申告を行う個人または法人が,平成20年4月1日から平成22年3月31日に,対象設備を新規取得等し,1年以内に事業の用に供した場合,その当該事業年度において,基準所得金額の30%の特別償却または7%の法人税額等の特別控除が受けられます(なお,特別控除は中小企業のみ)。
担当 宇田川