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年金受給時上手に働かないと減額される

2008年9月29日 | コラム

年金受給時上手に働かないと減額される(在職老齢年金)

昨今、社会保険庁の不祥事問題など年金に対して皆さん不安をいだいていませんか?

昔の若年者時代に欲しいものはと聞くと上位にまず「マイカ-」と答える方も多かったと思われます。しかし、最近の若年者は将来の年金に対して不安があるのでお金の使い方はと聞くと「貯金」が上位に入りなかなか財布のひもが緩みません。

なぜこのような時代になったのかは皆さんご承知の通り、日本の政治に問題があるからです。その中の一つとして年金問題があります。

例えば年金だけでは生活できないから、定年後も働かないといけない。このような状況の方が増えました。

しかし、上手に考えて働かないと年金受給額が減らされます。なけなしの収入の中からこつこつと何十年も納付してきたからこそ満額ほしいと考え受給対象時に働くのを控える人が多くいます。

しかし働かないと年金だけでは生活できない方もおられるかと思います。まずは減らされる仕組みは60~64歳の人で老齢厚生年金を受け取れる人が働いて、厚生年金に加入すると、報酬に応じて年金が減らされます。この仕組みが「在職老齢年金」です。

しかし、年金(月額)と給与(年収の12分の1)の合計が28万円以下の場合は減額されません。

次に65歳からは老齢厚生年金が減額されずに済む上限金額が、年金(月額)と給与(年収の12分の1)合わせて48万円以下になります。48万円を超えると、増えた額の2分の1が減額されます。

以上のようにやり方しだいでは減額を除外されますので、私も年金受給期を迎える前にいろいろと知識も含めて備えたいと思います。さらに詳しく知りたい方は社会保険労務士の下山智恵子先生の「もらえる年金が本当にわかる本 平成20年-平成21年版」(成美堂出版刊)をおすすめします。

担当 福岡

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