2月16日より平成23年分の確定申告が始まったが、楽天リサーチが、全国の20~69歳の男女計1000人を対象に1月26日から27日にかけて実施した「確定申告に関する調査」の結果によると、過去に確定申告をしたことがある人のうち、「自分で確定申告をした」人は全体の57.8%、「税理士などに依頼して申告した」人は8.2%で、6割以上の人が確定申告を経験していることが分かりました。
確定申告を行う理由は、「年間10万円を超える医療費を払ったため(医療費控除)」が30.7%で最も多く、次いで「自営業・自由業(フリーランス)など、職業上必要なため」(19.7%)、「転職や退職をして、年末調整を受けていないため」(17.2%)、「住宅ローンを組んでその年に住宅を購入したため」(17.1%)などの回答が続いている。なお、確定申告を義務付けられている「給与収入が2000万円超のため」は0.9%とごく少数でした。
一方、今年度に確定申告を行う人(予定者)は39.0%だったが、予定している確定申告の方法については、「税務署の申告会場や窓口で申告書を作成・提出」が24.6%で最多、次いで「e-Taxで申告」と「国税庁のホームページで作成し、税務署で提出」がともに13.3%で並びました。
依然として主流はアナログな方法だが、今年度の「e-Tax」での申告は13.3%と、昨年の「e-Tax」を利用した人と比べて4.1ポイント上昇します。