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ジャンクフードと肥満税

2014年10月4日 | その他

ジャンクとはがらくたの意味がある言葉

私達が日頃食べている中に「ジャンクフード」と言われる食品があります。カロリーは高いがビタミンやミネラル、食物繊維をあまり含まない食品の事で、ハンバーガーやポテトチップス、ポップコーン等のスナック菓子、飲料では砂糖が重量の1割も含まれている炭酸飲料等があります。清涼飲料水とインスタント食品ばかりの食事はビタミンB1不足となり脚気を発症する原因ともなります。

なぜジャンクフードを止められないのか

ジャンクフードは肥満に繋がり体には良くないと大概の人は思っています。他国では肥満防止と税収の増大を狙い肥満税なる物を導入している国もあります。なぜ課税までしなければ止められないのでしょうか。
アメリカでネズミにジャンクフードを与え続ける実験をしました。与え続けられたネズミは食物繊維、ミネラル等が含まれた餌には見向きもせずジャンクフードを食べ、さらに食べるたびに電気ショックを与えてもショックを受けながら食べ続け肥満症になったと言う事です。その理由は脳のある神経系を制御する働きが減少したためと分かり、それがジャンクフード中毒をもたらす事が分かったのです。

肥満税導入の国々

ヨーロッパでは肥満税の類を導入している国は結構あります。ハンガリーでは2011年、脱メタボと税収アップの為「ポテチ税」を導入、フランスも同年「ソーダ税」を決めています。ソーダ1缶で1円の課税をしても税収は120億円、それを医療費に充てると言う試算をしています。ルーマニアでも2010年「ジャンクフード税」を導入し、デンマークでは飽和脂肪酸を一定以上含んでいるバター、ピザ、牛乳等に「脂肪税」を導入したものの食品が値上がりになり、国民が隣国のドイツに買い物に行くので、国内の食品が売れなくなり、1年後には廃止したそうです。
さて世界一の肥満国メキシコでは炭酸飲料摂取量がアメリカの4倍、日本の80倍だと言います。やはり2013年に肥満税が導入されました。2位のアメリカではオバマ政権が炭酸飲料に課税をしようとしましたがメーカーの反対で全面的にはなっていません。州により導入をしているそうです。

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