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消費税は本当に上がる?

2007年7月9日 | コラム

先日、とある講演で竹中平蔵元大臣がこんな事を言っていました。

「プライマリーバランスの回復には消費税上げは必要ない。」

プライマリーバランスとは、国の借金(国債の発行)や利息を除いた収支の事で、今日本はこれが11兆円ほど赤字になっているそうです。ただ、その回復のために消費税を上げる事は必要ない、という考えとのこと。

再三にわたって論議されている消費税の増税案。7%、いや10%だと、上がるのが前提?のような話ばかりの中、かといってなかなか具体的な話も出てきていないとも言えます。

与党側とすれば、今その話を持ち出してしまうと選挙戦に響くと考えてか最近はあまりその手の話は出てきていません(それよりも年金問題がクローズアップされているからとも言えますが・・・)。おそらく具体的に話が進むとすれば参議院選挙が終わってからという事なのでしょう。

しかし今年から税源移譲による住民税の引き上げ、定率減税の廃止など、いわゆる低所得者と言われる層に厳しい改正となっている中、さらに消費税が上がるとなると、消費税は一律ですからさらに厳しくなる事でしょう。課税事業者の皆さんにとってもたとえ赤字でも高い確率で納税することになる消費税の引き上げは大変な負担になると思います。無関心でいる訳にはいかない問題ですね。

申告する側にとっても正直税率が変わると計算が大変になるのであまり上げてほしくはないのですが・・・

何はともあれ、今この一分一秒の間にもどんどんふくらんでいる日本の借金。せっかく払っている税金ですから、可能な限り有効に使ってほしいものです。

担当 豊泉

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